フロロソーラーケーブルは、太陽光発電(PV)用ケーブルとして100年の使用に耐える、耐久性の非常に高い安全な電線です。
導体を覆う絶縁体には、FEPフッ素樹脂が使われています。FEPフッ素樹脂は耐久性の高いフッ素樹脂の中でも特に耐食性、耐薬品性、非粘着性などに優れており、過酷な環境での使用にも耐えます。
製造されて100年経っていませんので100年の実績はまだありませんが、30年間使用された電線でFEPフッ素樹脂の絶縁体に劣化がみられないという報告もあります。(日本フッ素樹脂工業会より)
屋外電気工事では、絶縁電線よりも絶縁電線の上に保護層(シース)を施したケーブルが使われることが多いです。その理由は、安全・耐久性・トータルコストです。外被(シース)にはPVCが使われていますが、たとえ外被の劣化が進んでも絶縁体のFEPフッ素樹脂に劣化がなければ、電線としての絶縁機能に問題は発生しません。